鬼迷心窍
「鬼迷心窍」(guǐ mí xīn qiào)
意味:魔が差す
「大人,属下一时鬼迷了心窍。我已经后悔了。」
(一時の気の迷いだったのです。後悔しています。)
ドラマ『開封府』(开封府)第23話。王守忠が、上官である夏懐敏から、裏切り行為を暴かれた際に謝罪しているセリフです。
「大人」は上司である夏懐敏のこと、「属下」とは、自分が相手の部下(この場合は軍隊内での部下)であることを表す一人称です。中国の時代物のドラマにはこのように、相手より下の立場であることを表す一人称がよく出てきます。宦官の一人称は「奴才」、平民が役人などに対して話すときには「小民」、皇帝の弟が皇帝に話しかける時の一人称は「臣弟」と言った具合で、枚挙に暇がありません。